白山陶器とグッドデザイン商品選定

通産省によって1957年に創立された「グッドデザイン商品選定制度」(通称Gマーク制度)は、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨制度。
毎年「デザインが優れたものごと」を選び、その選ばれた商品やサービスをもって生活者や産業などに働きかけ、社会全体をより豊かな方向へと誘導していこうとする活動です。
現在は公益財団法人日本デザイン振興会の運営による「グッドデザイン賞」という表彰制度となり続けられています。

1950年代に白山陶器にデザイン室が開設され「家庭用の日常食器・新しい暮らしの器」をテーマに製品開発に取り組んでおりますが、「グッドデザイン賞」を客観的なデザイン評価の指標として60年近くにわたり応募を続けています。

「G型しょうゆさし」
1961年グッドデザイン商品選定

「平茶わん/彩釉平形1本線乳濁釉」
1993年グッドデザイン商品選定

「茶和」
2009年グッドデザイン商品選定

1961年の初選定から数えて、今年136番目の受賞となった「ペトラ」シリーズは、自然に削られた石からイメージした、アシンメトリーな造形のプレートとはしおきの食器群です。

「ペトラ」
2020年グッドデザイン賞受賞

アイテム毎に異なる輪郭は置く方向により見え方が変化し、フラットで実用面積が広い底面は、自由度があり盛り付けもしやすくなっています。
サイズ毎に異なる非対称の造形にしながらも、シリーズとしてまとまりのある曲線を意識したアウトラインは、見る方向によっても印象が違い、置く方向を考えお料理配置も楽しめます。
サイズによって異なる輪郭と3色のカラーから組み合わせて、動きとリズム感のあるテーブルコーディネートができます。

フラットで実用面積の広い底面と適度な深さは料理が盛り付けしやすく、高さをとらず重ねることもでき収納にも便利。

3方向から置くことができる「はしおき」は、スプーンやフォークのレストとしても安定感があり、薬味などを添える豆皿としても使用できます。

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白山陶器のものづくり